9/19/2004

神保町からセオパリッシュまで


昨日は10時に待ち合わせて友人と神保町を散策しました。神保町はカレー屋さんがたくさんある町でもあり、おいしいカレーと古本、あとついでにジャニスにも寄ろうというわけです。午前中に偶然みつけた古本市に入り、西鶴やら購入する。さすがに札幌とは違い、手に入る本の年代も質も違うし、和綴じ本もかなりある。さすがに自分のように本を旅行途中で読む人間としては和綴じものは痛ませてしまうしびびって購入できない気もする。その後ジャニスに寄る。ジャニスに寄ることができるのは今回の滞在ではあと2回がせいぜいだろう。ということで、際物や北海道では聞けないであろうものを念入りに選択したいところだ。その後、カレー屋さんカーマへと行く。ここのカレーはスープカレー系で友人が下調べしてくれていただけにおいしかった。夕方もカレーにしようということに、さて、靖国通の神保町古本屋並びを一軒づつ見て行く。10年近く前に受験で来た時にも神保町を歩いたのだが、その時はあまりに適当に歩いたこともあって、あの時歩いた自分とどこかでつながることはできるのだろうか?と思う。東京に来た10年程前の記憶は非常に断片的で各地域毎の地図が浮かび上がってつながっていないのである。なんとなく古本屋はオールジャンルで取り扱っていて、どこに入っても同じような気分でいたが、神保町の古本屋並びは各店舗でカテゴリがあって、解れば目的別に向かうことができるようだ。数件回ってから喫茶店で休憩した。その後散策を再開、洋書店に入る。10年前に入った洋書の古本屋はここだったような気がする。記憶通りの間取りに2階へと上がる階段を見つけて確信するが、当時上にも上がれたはずだが、いまはスタッフオンリーとなっていて、入ることができない。神保町も不景気なのか、それとも仕入れた蔵書が倉庫を圧迫しているのだろうか?友人はいまリサイクルショップに働いている関係もあって、家紋であるとか、海外民芸品であるとか、鑑定眼を養えそうな内容の書籍に重点があるようで、興味深い、一方で僕はあいかわらす妖怪やら伝説やらと集めていて、どうも京極夏彦先生の影響受けまくりな選定になっている。国書刊行会の書籍である。北斎妖怪百景はすばらしい!と思う。浮世絵の画集はいくつもみつかったが、なかなか満足のいくものは少ないようだ。歌麿なんかは春画も多く、その点では、海外書籍のほうが、全体像が見渡せるようなきがする。そうでなくても、浮世絵はエログロな部分が多く。国内産の芸術でありながら、国内の放送コード、出版コードにはあきらかにふれているようで、その点で、現代日本の芸術にたいする無理解ぶりを日々思うところだ。
北斎の作品は筋肉が躍動していて、また、よく首が切れていたり、暴力的でバキっぽい印象もある。どんどん背中のリュックが重くなって行く。最後に新古本扱いの店に至り、本日の散策は終了。カレー屋に向かう。しかし、このカレー屋がビジネス街に位置していたため土日は休日。新宿の僕の家の近くの台湾料理屋にいくことにした。その後、購入した古本をお披露目、本日はお開きとなった。今回の出張で彼と出会うことが出来るのは今日が最後であろうと思う。そんな中で、トンカツやの看板の豚のイラストが最大の思いでとなったと思う。
ふと思えば今日は六本木のYellowセオパリッシュが来ているのである。このまま行っても疲れるだけなのではとも思ったが、今いかなくては多分数年感はYellowに行くことはないだろうと思い。決心して行くことにした。Yellowまでは迷わなければ30分程度でついてしまう。東京は日に日に狭くなって行く。たどり着くとYellowという看板はなく、警備してそうな男が数人立っている。ちょっと躊躇して通り過ぎ、しばらくしてから、やはりあそこしかないと思って近づくと男が「Yellowをお探しですか?」と話しかけてきた。頷いて鉄の扉が開いた。開いた途端に音楽が詰まっている。くらくらするくらいに人が集まっていて、わくわくしてきた。やはり来てよかった。思ったよりも体力も残っていた。しばらく踊ってから、内部をひととおり回る。真っ白なラウンジが素晴らしいと思う。座って休んでいると隣の男女の会話が耳に入ってくる。そのうち、まったりうとうとしてしまう。デトロイト、デトロイト、デトロイトでスリーチェアーズだってわけでムーディーマンまでキているわけで。頭からつま先、夢の中まで全部デトロイトで浮かび上がってからボトムラインまでつきささるような4つのキックが僕らもぶん回している。

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